経済の現状

何かを期待するから哀しくなる

母親は凄いな


母親とは凄いなと思う。
男親は、なんだか気恥ずかしさが先にたち。
話すこともないから、伏し目がちに元気にしているかと言うくらいが精一杯。

何かを期待するから哀しくなる。
何も期待しなければ、哀しくもならない。
何かをしてくれたら、感謝感激、歓喜である。

いつ帰ってくるか。
帰ってきたら何を食べさせてあげたらいいかな。

子に見返り求めないというのは、親の切ない思いにすぎない。
子に見返りを求めるのはあまりに切なすぎる。

ただ、達者でいてくれることを願うだけ・・・。

何も期待していないから一目会いたいだけ・・・。
だから、伏し目がちにボソボソと達者でいるかと誰に伴なく呟く。
母親は自分の思いの丈を全てぶちまける。
嗚呼、やっぱり女は凄いなと感心する。

俺には、俺の生き方がある。
父親である以前に、人として、男としての生き様がある。

そして、その矜恃を守ることが父として、男としてできる最大限のことと心得ている。
だから、期待もせずに、ボソボソと達者でいろよと言うしかない。

悲しみを分かつ人も今はいない。
会いたいという思いは募るけれど、
会ったところで交わす言葉も浮かばない。
遠く、時空の向こうを見つめるだけ・・・。




       

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