経済の現状

晴れている時に傘を用意する。



指図すると偉そうにという奴が増えている。指示、命令を出すのは、自分の地位を誇示する為ではない。指示、命令を出さないと組織が動かないからだ。
ゲームだって、システムだってスタートする時は、機械に対してでもコマンド、指示を出す。レストランでは、オーダー(命令)を出さなければ店側が困る。これは、レストランだけでなく、全ての業種(注文・指示)を出さなければ仕事は始まらない。むしろ、指示・指図ができない事が問題なのであって。指示、命令も出さずに横柄な態度をとるから偉そうにと言われたのである。
学校では、指図する事は権力的で悪い事だと刷り込んでいる。なぜなら、教育者の多くが反体制、反権力、反権威主義に洗脳されているからだ。指示に従う事を権力に盲従する事だと刷り込んでいる。お陰で、あらゆる指示に従えない、反抗的な者が増えている。反体制、反権力主義者は、革命勢力であり、革命的状況を作ろうとしているからである。それは僕が当事者だったからわかる。いい迷惑なのは、我々の世代の後輩である。それが原因で、社会に対する不適合者が我々の世代以後に急増した。引き籠り、ニート、鬱病は、社会に適合できないの最大の原因。
だから、指示を聞かない、指示を出せない者を大量生産している。
指示は、スイッチを入れるような事。エンジンをかけるような事。別に偉いからするわけではない。ただ、指示に従うように仕組みために偉そうにしているだけ。人間も動物なのである。猿山のボスが尻尾を立てるのと同じ。言葉で言っても全員が理屈で理解できるわけではないから、態度で示しているだけ。
指図さえできれば、組織を動かす事はできる。年齢も、性別も、経験も関係ない。日本は年功序列だが、他の国の多くは、実力主義。
マネージメントの専門教育を受けた者は、卒業した時点でマネージメント、指図する事が出来る。逆に、どんなに年をとっても指図できなければ、責任者にはなれない。
僕だって、ガスの事も経理の事も何もわからない二十七から実質的な経営を任されてきた。偉そうにできなかったら苦労はしたけど、別に、経営が出来なかったわけではない。ガスの事や経理の事がわからなければ指示や指図ができないわけではない。
人材を求めていたら、いつまでたってもリーダーは現れない。リーダーは環境が育てる。指示、指図をしていれば、自ずとリーダーになっていく。だから、若いうちにどんどん責任ある立場を任せろと…。使われている方が楽だから、経験を積ませないと良いリーダーは育たないと…。学校出たての新人でも責任者にしようとすれば責任者に育つ。

嵐の準備は、晴れている時にすると教えられた。戦いが始まってから訓練を始めても遅い。戦いが始まる前に戦える体制を作っておく事だ。
治において乱を忘れず。
晴れているからと言って何もしないのは、単なる怠慢。
決断をしない言い訳はできない。不決断は最大の誤判断。
嵐が来なければ、どうしたというのだ。嵐がそれる事はいい事である。ただ、嵐が来た時に備えがしていないのが問題なのである。
オオカミ少年の逸話は、統制の採れていない集団に当てはまるので、消防や軍のような組織には当てはまらない。警報が出されたら躊躇なく非常態勢を敷く。非常態勢が出せないのは、単に、指示する勇気がない。無責任なだけである。

繰り返し言うが、決定されても指示されない事は無効になる。
我々は、決定された事を任されたら、指示したかと確認された。それが第一の確認。
指示する事は子供でもできる。しかし、指示する事を怖れていたら六十近くなっても組織を動かす事はできない。
なぜ、指示する事を怖れるのか。それは、指示したことに相手が従うかどうかわからないからだ。指示に従わなかったらどうするかと聞いたら、従えろと一喝された。それが覚悟である。僕がこの会社に来た時は、幹部を含めたほぼすべての人間が叛逆していた。別にそれが当たり前だと思っていたから一人で戦って従えただけ。辞たければ辞めればいい。自分を信じ従う者だけでやっていくだけだ。乱世は、それでなければ生き抜けない。創業者たちは、身をもって教えた。だからリーダーは戦い採る者だと真剣勝負の世界でたたき込まれた。
裏切られるのも、騙されるのも、背かれるのも日常的な出来事。
だから、我々は、子供のころから大人を指示する事を躾けられた。騒ぎ立てる程の事はない。
男と見込まれて行ってこいと言われたから来ただけだ。受けて立つだけの心意気がなければだれが信頼して任せてくれる。弱音、泣き言を吐いても一文の得にもならない。やると決めた事はやる。別にうまくやってきたなんて思ってはいない。運がよかったの、その時々に良い人と出会えたというだけ。感謝、感謝。
部下を信じられるかと聞かれたら、信じられるものかと答える。大体信じられるような行状はとっていまい。信じられるかどうかではなく。信じるのだ。命がけで信じて、責任をとる。それが日本男児と叩き込まれた。ただ信じるしかないから信じるのだ。ついてこれないというならトットと出て行け。敵前逃亡する輩と戦う気はない。危機は、人間の本性を試すいい機会だ。任せればやるさ。
俺は、今責任をとる事以外何も考えていない。戦え。戦う前から白旗を上げるな。座して死を待つくらいなら進んで道を切り拓け。
俺に責任を取らせろ。逃げるものか。


現場責任者は頭だからな。尻尾じゃないんだ。尻ばかり追いかけまわしていたら、纏められなくなるからな。
指示は、結果が出る前に出すので、結果が出てから指示を出しても意味ないの。
決断は、はじめにするので、結果が出た後に決断するんじゃあないからな。
結果が出ないから決断するんじゃあないか。
お題目ばかり唱えて部下が何していいのかわからなければ、指示になっていないからな。
俺たちは、ごちゃごちゃ言っていたら指示出せ、指示しろと怒鳴られた。
指示できない指揮官は、エンジンやタイヤのない自動車みたいなものだからな。邪魔になるだけで用をなさない。
決断しろ。それがリーダーの仕事だ。


我ながらいい度胸していると思うよ。
人がいるとか、いないとか言ったってしょうがないじゃない。任せるしかないんだから。俺は孫悟空じゃあないというの。毛を毟ってぷっと吹けばいくらでも分身ができるわけではない。
凸凹があったところで任せると決めたら任せるしかない。後は、覚悟するしかないじゃないか。
だから、苦しい時、親父に言ったんだ。飯食って、糞して、寝る事だけ考えていたって年は明けるよって。
男は、見込まれたら受けて立つしかないじゃない。そこで尻込みしたら一生浮かばれない。
人生は、一度きり。何を為したかが問題なのではなく。どう生きたかが問題なの。男として一度も勝負した事のない人生なんて屁みたいなものじゃないか。
失敗しても何度でも這い上がればいい。失う事を怖れたら何にもできやしない。やらなかった事の言い訳なんてしたくない。
信じて、裏切られ、逝かれ、背かれ、騙され、欺かれ。だからどうだっていうんだ。それが部下を信じられなくなる理由なんかにならない。それは単に臆病なだけだ。
俺は、人を見る目があるっていうの。だって、俺はお前を見込んだといっても、でも、俺は人を見る目がないって言ったら嘘でしょ。俺は人を見る目があるという言葉に賭けるしかない。後は迷わない。そして、徹底的に真剣に部下と対峙する。戦う。それだけ。
だから、俺は悔いたりはしない。自分向かって言い訳なんてしない。言い訳したくなったら、いつも、自問自答する。誰に向かって言い訳しているんだ。所詮、言い訳なんて自分にしているようなもの。自分に言い訳をするような人生は送りたくない。
嗚呼、俺はなんて駄目なんだと思うのは楽さ。勝手さ。でもそれで全てはお終い。
やらない理由、諦める理由なんて探すだけ無駄。やると決めたら、やるしかない。それが男意気。後は未練。臆病者にだけはなりたくない。卑怯、未練な振る舞いはしたくない。
そして、男は強くなければならない。女は弱いもの、そう思え。男が守る。それは、男尊女卑と言われても男の矜持。それだけは捨てられない。だから、女子供に手を上げる者は許せない。
親父は口癖のように言ってたよ。なまじ、まとめようとするから、纏まらないんだ。ぷっ壊すの覚悟で臨めば、まとまらないことだって、まとめられる。上手くやろうなんて考えるなっていうの。戦う限りは勝つ事を考えろ。負け犬根性は持つな。
全てを失う事、命すら投げ出す事を覚悟すれば、部下に裏切られた事くらい、人を信じられなくなる理由にはならない。
失敗は、挑戦しなくなる理由にはならない。ただ、命ある限り挑み続ける。
だから、度胸のない奴が一番信じられない。日本人は、男は度胸と育てられてきたんだ。度胸のない奴と不実な奴は、まっとうな人生なんて歩めない。だってなにも守れないもの。

決めた事は、指示しなければ無効になる。指示する度胸さえあれば責任者になれる。指示すればらき人が伴う。指示できないのは、責任を怖れているに過ぎない。

お前らに現場を任せているんだから、いい度胸しているなって我ながら思うよ。でも任せたからには、任せている限りは、信じるしかないだろ。俺が自分で決めた事だからな。他人の性にしている限り度胸はつかないよ。
任せたら、死ぬ気で任せるしかない。任せられたら死ぬ気でやるしかない。そう覚悟しなかったら飯も喉を通らなくなるし、夜もおちおち眠れなくなる。糞も出なくなる。自分が決めて任せたんだと言い聞かせる。そうすれば。飯も喉を通るし、夜も眠れるようになる。
自分で決めろ。さもないと自分の人生にすら責任持てなくなるぞ。それで悩んだところで虚しいだけだろ。自分で決めろ。自分の生きる道は。



繰り返し言うが、決定されても指示されない事は無効になる。
我々は、決定された事を任されたら、指示したかと確認された。それが第一の確認。
指示する事は子供でもできる。しかし、指示する事を怖れていたら六十近くなっても組織を動かす事はできない。
なぜ、指示する事を怖れるのか。それは、指示したことに相手が従うかどうかわからないからだ。指示に従わなかったらどうするかと聞いたら、従えろと一喝された。それが覚悟である。僕がこの会社に来た時は、幹部を含めたほぼすべての人間が叛逆していた。別にそれが当たり前だと思っていたから一人で戦って従えただけ。辞たければ辞めればいい。自分を信じ従う者だけでやっていくだけだ。乱世は、それでなければ生き抜けない。創業者たちは、身をもって教えた。だからリーダーは戦い採る者だと真剣勝負の世界でたたき込まれた。
裏切られるのも、騙されるのも、背かれるのも日常的な出来事。
だから、我々は、子供のころから大人を指示する事を躾けられた。騒ぎ立てる程の事はない。
男と見込まれて行ってこいと言われたから来ただけだ。受けて立つだけの心意気がなければだれが信頼して任せてくれる。弱音、泣き言を吐いても一文の得にもならない。やると決めた事はやる。別にうまくやってきたなんて思ってはいない。運がよかったの、その時々に良い人と出会えたというだけ。感謝、感謝。
部下を信じられるかと聞かれたら、信じられるものかと答える。大体信じられるような行状はとっていまい。信じられるかどうかではなく。信じるのだ。命がけで信じて、責任をとる。それが日本男児と叩き込まれた。ただ信じるしかないから信じるのだ。ついてこれないというならトットと出て行け。敵前逃亡する輩と戦う気はない。危機は、人間の本性を試すいい機会だ。任せればやるさ。
俺は、今責任をとる事以外何も考えていない。戦え。戦う前から白旗を上げるな。座して死を待つくらいなら進んで道を切り拓け。
俺に責任を取らせろ。逃げるものか。



正しい判断をしてもニュースにはならない。
間違った判断をした時だけニュースになる。
どんなファインプレーをしてもそれはニュースにはならないし。正しい判断をした場合、何事も起こらない。しかし、部下はよく見ている。
それが上に立つ者の宿命だと心得よ。
正しい事は目立たない。
悪い事は目立つ。


事態は、時々刻々動いている。三か月前にコロナ対策を立て通知してあるという事が仕事をしない理由にはならない。対策を立て作文する事が仕事なのではない。
対策に基づいて何をするのかが重要なのである。しかし、チームリーダーは、自分事だけすればいいというのではない。チームを守り任務を遂行するのが実際の仕事。
事態は、時々刻々変化している。状況の変化を適切に掴み、指示していくのが現場指揮官の勤めであり、全体の状況を常に確認し対応していくのがセンターの役割。中枢が機能不全になったら、半身不随になるぞ。そうなったら、会社も社員も守れなくなる。
一朝事ある時は、速やかに指示を出す。それが現場指揮官の絶対の責務。後で泣いても後の祭り。
事態は刻々と変化し続けている。しかも、楽観が許される状況ではない。むしろ、徐々に悪化していると考えるのが妥当だ。嵐が近づいている時に、敵が攻めてくるときに、部下に警告してあります。状況を聞く必要がありますかと聞く方がおかしい。しかし、質問する人間に根本的な警戒感がないと自分がいっている事の意味も理解できない。
もっと、謙虚にならないと成長しないし、自分だけでなく、社員、家族も守れないぞ。
部下は、前線に立たされている。不意打ちを食らったら、一番最初に被害を受けるのは、第一線で戦っている担当者だという事を忘れるな。
現在、大雨が接近している。七夕豪雨の事を忘れるな。何もありませんよと、たかを括るのが責任者の仕事ではない。何もなければそれでいい。空振りになるのは幸いだ。だからといって、何もしなくていいというのは間違いだ。杞憂で済めばそれはそれでいい。地震訓練をなぜするのか。東日本大震災の教訓を忘れるな。
対策方針を示された後、どの様な施策を講じたか。
テレビ会議を開いたか。その結果どうか。テレビ会議に改善の余地はないか。システムのグループワークは進んだか。現場指揮官として緊急時にどの様な対策、体制で臨むのか。市場、お客様に変化はなかったか。
取りやめたイベントはなかったか。地域の会合はどうなってイベントはどうなっているのか。同業他社はどういう動きをしているか。展示会、開所式の予定はどうなっているのか。工務店の動きや状態はどうか。東京や名古屋からの人の動きはどうか。知りたいことや採るべき情報はいくらでもある。
コロナ対策と言われても手の消毒、マスクの着用、ソーシアルディスタンスばかりを指すのではない。それは、基本的な心構えに過ぎない。現場指揮官は、常に、状況の変化に注意し、いざと言う時に即応できる体制を維持し続ける事が責務である。
報告は、最終的報告だけではなく。基本的に経過報告であり、指示出された後報告をする事がないということはあり得ない。何もしてなくてもまだ何もしていません。着手していませんと言うのが報告となる。報告する内容がなかったというのは報告しない理由にはならない。報告は事実関係のみにとどめ簡潔にする。
我々は、対策や方針を作るのが仕事ではない。非常事態、予測のつかない事態に備え、また、適確に対処するのが仕事。方針や対策を立ててから仕事が始まるので、仕事が終わるわけではない。

現在、大雨になる事が予測されている。非常事態を宣言する。
天候、道路状況によっては、社員を早く帰宅させることも検討するよう。自分の判断で指示していいかどうか、鈴木部長に事前の確認を取り、鈴木は、専務の承認を得ておくよう。
九州の例を見てもわかるように、一、二時間で事態は急変する。天気予報を注視し、早め早めに決断して指示を出すように。



こういう日は、いつも考えているよ。
いざと言う時どういう行動をとるべきか。事態はどういうように変化していくか。頭の中で何回もシュミレーションを繰り返すけど、これでいいと思ったことは一度もない。
ただ、何が何でも会社と社員、部下と家族を守り抜くという一念だな。それだけは、持つように心がけている。それをなくしたらプライドをなくすのと同じだからない。その一念のない指揮官は、最初から誇りなんてないんだよ。
それは日頃の態度を見ればわかるね。プライドのない奴は、真っ先に言い訳、口答えをする。俺たちの時は、言い訳口答えはするな。男らしくないと一喝されたけど、今は男らしくなんていうとセクハラだからね。だから、男としてのプライドがない奴が増えた。
一番怖いのは、連絡が取れなくなる事だな。その時、誰がセンターをとるかだよ。現場の人間は、いざと言う時に現場指揮官を見る。俺や本社の人間じゃあないんだな。本能的に現場指揮官を見る。その時第一声を発せられるかどうかでその語の展開が決まる。飛行機を見るとCAだよね。
だから、軍隊経験者は、とにかく、声を出せ。大声を出して指示をしろ。人は、声を出したものに従う。その時、声が出ない者は指揮がとれない。その時指示が出せなければ人は混乱する。
指示を出してはいけないなんて刷り込むのは罪悪だ。
僕らは、指差しして、指示を出せと叱責されたし、指示してくださいと怒鳴られた。指示が出せない指揮官は最悪だと思え。
兎に角、常日頃から話をして頭を整理するとともにチームの連中に自分たちの役割を浸透させておく事だ。不意を食らうとそれだけで冷静な判断が出来なくなるからね。初動が鍵を握るというけど、あっという間に時間は過ぎていく。迷ったり、考えるゆとりなんてくれない。
何時その時が来るかわからないし。万全の体制で臨めるとは限らないからね。むしろ手薄の時に襲ってくる。覚悟しておけよ。

組織の緊張状態を一定に保たなければならない。
だからと言って緊張状態を続けるわけにはいかない。
いざと言う時に速やかに行動に移せるように体制を整えておく。
一日一日、準備を少しずつ積み重ねていく。
口が裂けても、やっています。大丈夫ですというな。言わせるな。完璧、絶対なんてありえない。だから、少しずつでいいから、準備をしていけ。
千丈の堤も蟻の一穴からという。
緩んだ時が一番危険だ。
戦争経験者の親父たちから直接薫陶を受けてきたんだ。

何が何でも会社と社員の命を守る。その一念を幹部は持て。
何が何でも守り抜くからな。そのつもりでかかれ。
今は、戦場だ。

答えなんてない。ただ、常にアンテナをはり、どの様な状態にもうろたえずに、冷静に対処しろ。
甘ったれるな。自分の身は自分で、自分たちの会社は、自分たちの力で守り抜く。


       

このホームページはリンク・フリーです
ページの著作権は全て制作者の小谷野敬一郎に属しますので、一切の無断転載を禁じます。
The Copyright of these webpages including all the tables, figures and pictures belongs the author, Keiichirou Koyano.Don't reproduce any copyright withiout permission of the author.Thanks.

Copyright(C) 2020.7.9 Keiichirou Koyano