我々は、話を聞き取る訓練を親たちから徹底的にされた。物凄く嫌だったけどね。だから、いやなのはわかる。分かるから、教えるのもしんどい。だから、途中でめげてしまう。
まず、話を聞く。
聞いたら、極力、メモを取る。そして、その場で復唱、確認をする。そして、粗書きでもいいから要点を整理し、できれば、箇条書きにして確認してもらう。その上だ正式に仕事に着手する。
ここまでやっても間違うからなと…。ただ、子供にしてみると、くどくて厭だったけどね。今は、感謝してる。
指示を受ける側も、まず、事情を話して下さい。経由を説明して下さい。状況を聞かせた下さいと質問した。情報がなければ何もできないし、そもそも、正確に指示を聞き取っていなければ仕事は最初から間違う。大惨事をたどると聞き違いによる
何事も最初が肝心。軍隊も消防も警察も、命がかかっているからくどいほど聞き取りする癖がある。
大体、三度確認していい。ただ、三度以上はするなと厳しくされた。噺家も、三度教えてもらい、それで、自分のものにしていなければ即、破門。最近の噺家は駄目だって、テープや録画で覚える、それでは自分のものにできないと…。
専務の話もかなり、具体的だよ。それをきちんと説明できないのは、聞き取っていない証拠。それで、仕事ができるはずがない。
聞くは一時の恥、聞かずは一生の恥と言われ続けた。今は、恥知らずが増えたが。
まず、話を聞けよ。一回聞いただけで解るはずがない。
無意識にやっている人いるけどね。メモとってて。ただ、上司、上官にすものではない。なぜなら、仕事にするのは部下だから。
指示を聞き取って、それを整理し、仕事にするまでが責任者の仕事だから。まず、緊張感を持て指示を聞き取る。
GOTOキャンペーンみてもわかる様に、直前まで何も決められない。それで、どうにもなくなってから決断するから、どうにもならなくなる。実際にやる段になってから決めればいいなんて思てる。
一度に、一回で決めればいいなんて思てい決まらなくなると誰も協力しないと人の性にする。
仕事というのは、それこそ、何千、何万という決断の塊なの。どんな些細の仕事でも二桁単位では納まらない。例えば、一つの作業でも最低五W一Hと六つの事を決めなければならない。その作業が二、三百ある。それに、作業員の、数だけ作業があるから、それを掛け合わせることになる。
日にちだって一日ではない。作業の数の何倍かある。なぜなら、作業には、始まりと終わりがあるから少なくと二倍ある。
それを、漏れなく、重複なく、全て洗い出す必要がる。だから当たり前に一人ではできない。手分けをして皆で手順に従って一つひとつ決断していかなければならないのに一人で決めようとする。それだから、直前になって感情を爆発させて、一遍に決めようとするから大混乱を引き起こすが当人は、自分が悪いとは思わない。
仕事は、手順に決めていかないと進まない。方針を決め、方針に従って当座の作業を洗い出し、誰に、何を、言うまでにさせるかを決める。これは、経験的に身に着けていくしかない。
根気も、忍耐もいる仕事だから。昔は親の仕事を手伝わされながら家庭で躾けられた。
それを、年寄りよ馬鹿にして若いうち身に着けてこなかったから歳をとってから恥をかく。恥をかくくらいならいいが、大惨事を引き起こす。
なぜ、もう少し謙虚になれない。教わる気のない人間には教えることはできない。
パートにしてもWBSにしても我々が開発してきた技術だけど原理は極めて簡単だよ。ただ、現場で生かすためにはそれなりに経験が必要になる。一日で押してくれなんて虫が良すぎる。
とにかく、お前らいつもそうだ。お前らはね、自分の言いたいっ事ばかり言って人の話を聞こうともしない。そのくせいざとなると自分の話を聞いてくれないと言いだす。
専務の話をよく聞いたら。今度は。先輩の話を聞くことから学んだら。
人にものを教わるのにそれなりの礼がある。もう少し謙虚になったら。よく、叱られたのは人からもの教わる時は自分から頭を下げろ。そうしないと自分の気持ちが修まらないぞと。学ぶというんは、それだけ辛抱がいるんだ。修行だ。それが日本人の強味だったけど。今は逆になってしまった。教わる方が偉そうにしている。だから学べない。師に向かって上目目線なんて平気で言う。
教えるというのがどれほど難しいかがわっかていない。
わっかてますということは、拒絶だということすらわからない。
学ぶというのは自分との戦いだ。克己復礼。
仕事は、無数にある。どこから着手したらいいのか、何から手を付けていいのか先輩に指導を受けながら、皆の意見を聞きながら決めていかなければならない。頭からわっかていますなんてやったらもう始まらない。
親父達にあいつら何もわっかてないよといったら。わっかているといったぞと言われ、ああ駄目だと思った。できの悪い奴ほど、身の程知らず。横柄なんだよ。
少しは、話を聞いたら。子供ではないんだから。子供が見ているよ。
最初は、細かい指示を繋いで組織を組み立てていく。この技術を覚えておかないと組織は起動しない。つまり、組織は動かせない。
基本的に責任者を指名し。責任者にサブ、あるいは、担当者を決めさせる。担当者が決まったら最初の指示を出させる。まあ、お前を担当者にするでもいいけどね。速やかに指示を出し、命令系統を始動させる。これで組織は、スタンバイ状態になる。
後は、クラッチを繋いでアクセルを踏めば組織はゆっくりと動き出すよ。かわいいもんよ。組織は。
指示、命令系統は、実際に行使しないと発効しない。
故に、実際に、簡単な指示を出して組織を起動しスタンバイ状態にしくよう子供のころから指導させられていた。
速やかに指示を出し筋、筋道を通しておく。
昔は、筋を通す事に皆こだわっていた。団塊の世代はこの筋を通す事を徹底的に攻撃し秩序を乱した。その理由は明確。革命的状況を作り出すため。次の世代は、意味も解らず、反抗する事だけ刷り込まれた。
その結果、この体たらく。筋が通らなくなった。
筋を通す為には、簡単な指示を速やかに出し、作業をさせる。
今回のようなケースでは、鈴木から森上と時田に担当を決め、報告するように指示する。担当が決まったら森上は、担当の意見を聞き、方針を決める。方針が決まったら、当座の作業を洗い出させ、土曜の朝、担当者から説明させる。
また、鈴木は森上、時田と協議の上、岡村と須磨を佐々木の応援に出すと決定した。
鈴木は、速やかに、専務、社長に報告の上、中条に指示して、須磨に浜松支店の担当者の指示に従うよう指示させる。専務、社長に連絡がつかなっかた場合は独断にしていい。ただし。その場合でもメールなどで筋は通しておく。
この様に、誰が誰の指示に従うかを、また、自分の考えを口頭で伝え、それを、メモ程度でいいから紙など書かせて整理させる等の簡単な作業を意図的にさせる。
だから、最初の報告は丁寧にして筋道を明らかにし、どの様な体制で臨もうとしているかを具体的に示す。我々は、それを聞いたうえで、次に、どの様な指示をするかを準備する。
指示命令が通って体制が整えば、組織は起動する。
戦闘漫画を見てもわかるだろう。総員戦闘態勢の一声で全軍が動き出す。
実際の作業は、担当者に、洗い出させ、組み立てさせる。なぜなら、実際に作業をするのは担当者だから、作業内容がわっかていなければならないのは、担当者だから。仕事の段取りは現地責任者に立たせる。なぜなら、実際に指揮を執るのは現場責任者だから。無意味にやっているわけではない。
総責任者は、現場責任者、担当者の報告を聞いて全体の構想を立てると同時に相手の適正、能力、考えの妥当性を評価する。
場合によっては更迭する。この場合、躊躇するなと教えられた。
誰かさんのように翌日行動を起こさず、なんだかんだ言っていたら、即刻、危ない、やる気ない、無能、反抗してるとされて更迭された。
責任者がいくら頭の中で考えても、絵にしても、実際に組織を動かさなっかったら仕事にはならない。
恩知らずは、人でなしだよ。自分の言動、行動が誰に影響するかがわからなければ子供だよ。昔はだから、結婚するときに仲人を立てた。恩人に迷惑をかけ内容という戒めがあったんだ。恩知らずは、日本人ではないよ。
俺たちは、部下は言った通りにはやらない。指示した通りにはやらない。
ちょとづつ変えようとする。だから、最初のうちは、必ず、報告させ、確認をとれ。
そして妥協するなと教えられた。最初から妥協すると妥協させることを覚える。だから、最初から妥協しないように。
いう通りにしないのは、できないということがある。つまり、相手の言っている事を理解できないから、取り合えずやってみて様子を見る。
もう一つは、我を通す。自分のやり方でないと仕事が組み立てられなくなるので、我を通そうとする。根っから反抗心が強い奴に見られる。これも程度問題。最初は取り合えず、素直に指示に従うよう躾ける。
それから、上をなめている。少し逆らえば簡単に妥協する。自分の考えがなくてただ上の言いなりになっている。もっと言えばこの人の指示に従うと危ない。この人は、何も決められないと思うと従わなくなる。これが一番怖い。
それと教育の問題。言いなりになるな。疑ってかかれ。社畜になるな。素直に従ってはいけない。意見は反対意見。古いことは悪い。日本人は馬鹿だから戦争をした。日本人は世界に一方的に迷惑をかけた。だから、歴史や伝統はすべて否定しろ。
正月に変わってクリスマスを祝え。
反対していれば間違いない。個性とは、人と違うこと。人と同じことをしてはいけない。他人の意見に従え。迷惑をかけるな。考えてから決めろ。人に上下はない。強制はいけない。指示・命令は封建的、独裁的、軍国主義的。権威主義的なのは悪い。権力は悪い。体制的なのは悪い。私事は自分でやると学校でも、マスコミでも、官庁でも徹底的に刷り込んだ。なぜか。日本人の団結力が怖いから。海外では美徳とされていることを国内では徹底的に悪徳として洗脳し、日本を隷属させようとした。
最後の部分は巧妙で、我々は、引っ越しの手伝いとか。荷物運びの様な私的な手伝いを通じて組織の在り方を体験的に学ばされた。要するに、OJTだな。だけど今それは悪だとされる。
そのために組織の何たるかが見につかない。
これから、日本の社会は徐々に解体していき。日本は抹殺されていくんだろうな。
間違えてはいけないのは共産主義は、革命思想ですからね。
彼らは最終的には革命を起こす事を目的としている。だから僕らの感覚ではテロは赤色テロを意味する。
革命家にとって闘争だからね。殺し合い。普通の日常感覚で理解できないと思うよ。
しかも、共産主義は、政治的、経済的思想だから道徳とかモラルより目的を重視する。つまり、目的のためなら手段を択ばない。
平気で嘘つく。自分たちが暴力革命を目指すときは、相手の非暴力を植え付けて武装を解除させようとするし、反戦、平和を訴える。自分たちが規律や統制を重視すれば、規律や統制は軍国主義的だ言いだす。自分たちが忠誠や服従を求めれば、愛国心や忠誠心は封建的と非難する。自分たちが言論を統制しようとすると相手に言論の自由を押し付ける。
それが彼らの言う闘争なのです。そういう思想家が教育界を牛耳った。
気をつけてほしいのは末端の活動家には本当の事は何も言わない。彼らは手先に過ぎない。
共産主義こそ独裁主義なんですから。我々の若いころは本当に明日にでも革命がおこると信じていましたから。
ただ、もう一つの流れにアナアキーがある。これがまたややこしくしている。
彼らにとって世間しらずな連中をだますなんて造作ないさ。あいつら笑っていたけどね。末端の連中なんて虫けらよ。
今も世界中で戦ているんだかれね。それが解らないと景気の動向なんてわからないよ。
第一報は、どこから、誰に伝えられたか、第一報を受けた者は誰に報告したか。支店長はいつ知ったか、鈴木はいつ聞いたか、聞いて、どうしたか。誰に伝えどのような体制を敷いたか。直属の長には誰からどのように報告したか。直属の長はどのような指示をしたか。
支店はどのような体制を敷いたか。どのように分担し、どの様な責任体制を敷き、部下にいつ、だれから指示を伝えたか。サポートセンターは、どの様な体制をしたか。伝達にどのようなシステム、メールがいいか、ラインがいいか、電話がいいか、幹部は出社すべきか。
現地に情報は誰がどのように収集し、誰が分析し、誰が決定し屋か。佐々木から誰が聞き取り整理し、誰に報告し、誰がどのような権限で(社長の指示も含む)決断し、誰に報告し、誰にどのように指示したか。
これらを検証し、部門長、支店長と周知徹底するよう。
一人で報告書を作ろうとするなよ。
報告書を書かせることで状況を各自に整理させ、その報告書に基づいて同様の事態にたいし全員に準備させる。次回に備えて予行演習を兼ねるのが報告だからな。
例えば、今回、根上は第一報をどこで、いつ、誰から受けたか、その時、どの様に行動したかを反省する。次は、誰が根上に伝えるのがいいかといった事が大切。イギリスの首相は今回のコロナの初期の自分の対応は間違っていたと率直に認め、以後どうするかを反省していたよ・
だから、事態は切迫している。いざとなったら速やかに指示を部門長は出さなければならない。
自分の立場で今回どうしたか、それから、今後はどのようにするかを各自に考えておかせる。
まず、支店長、部門長は、第一報を受けた時、どの様な対応しなければならないのかを整理しておく。
誰に、どの様な手段で伝えるか。伝える相手は一人ではない。
まず、上司、センター、部下、それと外部関係者、これは、第一報を受けた部門長が判断する。
上司(支店長は総務部長)には状況を状況をかいつまんで報告し、自分の考えを伝え、当座の方針を決めてもらう。この場合の方針は、自分の判断で行動していいかどうか、それとも、上司の了解を受けるべきか。方針は、行動指針だからな。
本社の誰にどのような手段で伝えるか。相手に連絡がつかなっか場合どうするか。
次に、現場、支店長なら支店、部門なら部内をどのような体制を敷くか。誰の考えを第一に聞くか(誰を招集するか)、責任者を誰にするか、どの様に分担するか(担当者を誰にするか)。どのように誰から部下に情報をどの程度までどいう手順で伝達するか。段階的に伝達するか?当座、どの様なことすべきか。どのような情報をどのような目的で誰に収集させ、どの様に誰に報告させるか。
社外の窓口をどうするか。
今回なら、相手、保健所、同席した他社の担当者、対外広報をどうするか(他のお客様に対して、ホームページ等)、取引業者、同業他社への窓口をどうするか。
これらを、現場責任者は瞬時に判断しなければならない。だから各自今から考えさせておく必要がある。
マニュアルあるを作っても覚えきれないから。こうゆう時に考えさせておく。
部門長は、誰にやらせるかを想定し、その時どうすべきかを打ち合わせておけ。
今回、各支店は誰に、どこまで伝えたかは確認しておけよ。
ⅠTソリューション部は、今回、どの様な手段で指示が伝えられ今後はどのようにすべきかを検討して専務迄報告するように。
とにかく、面倒くさいといて一人でやろうとするな。
現場は指示を待たずに以下の事について方針を立て、トップの速やかに承認を受けなければならない。
第一に当事者にどのように対応し、どの様に指示するか。第二に、状況を速やかに報告させ、担当を決めて整理させ、対策を、支店幹部の意見を着て決断し、サポートセンターの了解を受ける。
応急的処置の目途が立ったら。通常業務にどのような影響が出るかを各部門長から報告を受け、対策を決めて部門長に指示する。
部門には、営業、事務課、業務などがある。
支店の人間にどのようにどこまで伝えるかを、部門ごとに決めて決めて支店長から部門長に指示する。
とにかく、一人でしようとするな。日常的に部下に指示して準備させておけ。
皆、馬鹿にして、なかなか真剣にやらないが、普段、日常から考える訓練をしておかないといざと言う時、頭が回らなくなるんだよな。
その結果が、今回のGoToキャンペーンだよな。土壇場になってあたふたする。
でもいつも自分ならどうするか考えているから、他人の事ああだこうだ言うゆとりがないんだ。言いたいことはあるけれどね。
自分がうまくやれるかというとね、他人を批判する気になれない。
ただ言えるのは、あまりに段取りが悪い。チームワークがとれていない。リーダーシップの問題でもあるけど。取り巻きも悪い。
皆、無責任すぎる。
統括の読みは大筋間違ってはいない。ただ、統括は、それを仕事に置き換え、皆に振り分けるの仕事。常に、全体のバランスを取りながら統制をとるのが役割。抜け漏れがあってはならない。
だから、個別の事にとらわれたり、細かいミスを気にしだすと全体が見えなくなる。
人を動かす事を覚えないと今のようになる。
自分で方が精神的にも楽だし、思い道理にできる。だから、自分でやった方が楽だ、でも、それでは組織を動かせなくなるといって簡単なことでも指示を出すように仕向けられた。
ところが、左翼思想に汚染された世代は、人を使うことを罪悪であるように刷り込まれている。総理ですら自分の役割がわっかていない。なんでもかんでも自分でやるのが正しい。その結果自分の手に負えなくなると放り出すことになる。
簡単で、誰でもできることからチームワークをして、集団活動を覚えさせる。いきなり、高度なことやるのではなく。送迎会の企画とか。引っ越しの手配とか。それを公私混同と左翼は否定した。
でも、イギリスの首相の行動はさすがだよな。
我々は、状況を報告せよと言われたら、要点だけを簡潔に報告し、どの様に対応したかを説明できるように訓練されていたが。今は、解りましたと言って下をむいて黙るか、阿部さんのようにはぐらかすか、後でいいですかと平気でいったり。
それって自分の仕事、偉そうにみたいな態度をとるものすらいる。
確かに理由もわからず、やみくもに指示を出すのは間違い。権限は特権ではないから奴隷のごとく扱うことは許されない。
それぞれの役割を理解し、速やかに指示を出せるようにする。
しかし、状況を的確に判断し、部下に指示を出すのが現場責任者の責務だから躊躇せず指示が出せなければならない。
指示が出せないと初動が大切だから手遅れになる危険性がある。
指示されたり、やることが決まったら速やかにチーム作りに着手する。
定型業務以外は、すべて、チーム編成から入る。
会社の仕事は、一人ではできないようになっている。
故に、部門長は、決定が下ったり、指示された時は、速やかに、自分の部門に帰り、指示の概要や目的を部下にに説明したうえで、組織編成、チーム作りに入る。
基本的には、事務方を決め段取りをとらせるのと、必要に応じてサブを決める。サブは、自分が留守したり、指揮がとれない状態に陥った時に代行する事を前提とする。故に、全てにおいて相談しながら進める事になる。
あるいは、担当責任者、担当者を決める。基本は、三人から始める。
先ず、事務方やサブ(担当責任者)とで核を作り。ある程度、話を煮詰めてから段階的にチームを拡大していく。最初は簡単な作業、口頭で主旨を話し、それを纏めさせるような作業でウォーミングアップをする。
基本的には、作業の洗い出しが先行する。
全体の大枠を決め、その範囲で構想を練っていく。
同時に事務方は、リーダーの指示に従って、段取り日程について関連部署との連絡を含め詰めていく。
アメリカでは、最初にヘッドが軽いスピーチをする事です血へとを切る傾向がある。それはアメリカのテレビドラマや映画が参考になる。日本だけでなく。最初は形から入っていくのが習わし。
最初に、役割分担を明確にする。
例えば、今度、我々の部門が○○をすることになった。ついては、××君を担当とするというように。
はじめは、イベントや打ち合わせ程度の設定。最初は、完成度や内容は期待しない。形を整える。あまりはじめから張り切ると長く続かない。肩の力を抜いて。
前処理、お膳立てが当初の作業となる。
今度、うちが○○をやることになった。お前を担当にするからとりあえず上の話を聞いといて。
でどうだった?何も決まっていないみたいですよ。
そうか、形だけでも作っておくか。
そうですね。形を作っておけば、黙っていてもある程度進むでしょうから。でも、とりあえず話だけでもしてもらわないと下に伝わりませんよ。分かったわかった、話だけでもするように頼んでおくよとか。
でどうだった?かなり話が煮詰まっていましたよ。エー。それは困ったな。急に言われましてもね。やりようがありませんよ。こちらにも。急に言われても。こちらにも都合がありますし。早めに行ってもらえないと。準備もありますし。体制も作らないとなりませんから。せめて、話だけでも聞かせておいてくれたら。今頃言われても手も足も出せませんよ。
まあそういうな。取り合えず皆集まってくれ。
こんな感じかな。
昔の部門長、松坂がいい例だけど、新規事業を〇△に任せて計画立てさせていたんですが、昨日、最終案を持ってきて、自分はまだ完全に納得してはいないんですが、当人たちの熱意に負けまして、責任は私が持ちますから、この案を是非、承認してくれませんかと言ってきたものだ。この例でわかるのは、先ず責任者・担当者を決めて仕事を任せているという点。次に、簡単に納得するのではなく、よく吟味している。さして、自分の考えとは違う。それでも、自分が責任を持つという点。
これがかつての上司の姿勢なんだよ。自分一人では絶対にやらないし、自分の方針、考えだけを伝えて、後は部下に任せる。
部下にとって最初の壁は、上司だし、上司にぶつかっていく事で、自分の考えも整理され、上司の方針に従って自分の案も練られていく。
自分の仕事は、上司と戦って勝ち取っていく。それが会社なんだ。
先輩たちは、簡単に納得するなよ。簡単に納得すると腹が定まらないし、庵がよく練る事が出来なくなるからな。
親父なんかも言っていたよ。一回。二回反対されたからと言って反対されて引き下がるようでは、その程度の話なんだよ。成功したいなら、何が何でもと言う不退転の決意で来るし、全身全霊で説得にかかる。
一例だけど、松坂は、部下の案を通すために、社員旅行の際、船まで用意して親父をもてなした。それほど真剣勝負だったんだよ。
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