経済の現状

夢は夜見るものさ


夢は、夜見るものさ。

君は、暗闇が怖いという。

突然かかってきた君からの携帯電話。
ああ、カナダは今真夜中か。

暗闇の向こうに気配を感じるという。
パパ何かがいる。物音がするという。

君は暗闇を怖がるけれど・・・。
見えないからこそ思いが巡る。

今、僕は、今、君のそばに行けないけれど・・・。
心はいつも君に寄り添っている。

パパも、昔、闇が怖かった。
でも闇は自分の心にあると気がついた時から、
闇の向こうに新しい世界が透けてきた。
それから闇を恐れなくなった。

きっと君が大きくなった時のために・・・。
きっと君がこの国に戻りたくなった時のために・・・。
何時でもお帰りなさいと言える場所を、
何が何でも、
僕は、いつでも準備しておかなければならないんだ。

君を僕は一瞬たりとも忘れはしないさ。
君は一人ではないのだから、
何時でも、何処でも、
僕たちは一緒なのだから、闇を恐れないで、安らかに目を閉じて・・・。

夜の帳が下ろされた時・・・。
暗闇の向こうにきっと僕たちの姿を見つけ出す事が出来るさ。

忘れないでね。

夢は夜見るものさ。



       

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